ケフィアとは

ケフィアとは、コーカサス地方発祥の発酵乳で、ケフィアグレインより作られます。ケフィアグレイン中に含まれる複数の乳酸菌・酵母の作用(発酵)によって作られ、独特の酵母の香りとはじけるような食感があります。
ケフィアについての様々な研究が世界各国で行われており、ケフィアとその構成成分に様々な効果があることが報告されています。ケフィアには、複数の乳酸菌・酵母が含まれていることから、発酵中に様々な可能性をもつ活性物質を作り出すことが期待できます。
ロシアや東ヨーロッパを中心に、健康になることを目的として、古くから多くの人々に食されている伝統的な発酵乳です。

ケフィアグレインは小さなカリフラワー状の塊で、直径が1cm~3cm程度の葉状の不定形で黄白色~白色でねばねばしている物質です。ケフィランという多糖類の粘性物質を含み、複数の乳酸菌・酵母が共生しています。

発酵乳と長寿の関係に注目していた、ロシアの微生物学者メチニコフ博士(過去ノーベル賞を受賞)の著書「不老長寿論」には、ケフィアは旧ソ連のコーカサス北方地域の山岳民族であるオセット族などの民族的飲料であると書かれています。
三大長寿地域の一つとして有名なコーカサス地方(残りの二つの長寿地域は、パキスタンのフンザ地方と南米エクアドルのビルカバンバ)は、黒海とカスピ海にはさまれた地域にあります。この地方は標高の高い場所が多く、寒い気候のため作物を育てることにはあまり適していません。そのような場所で、山岳民族たちが山羊などの乳を運んでいる最中、その乳の中に乳酸菌や酵母が入り込み、偶然に自然発酵してできたと考えられています。ケフィアは長い間、オセット族などの山岳民族の間で、貴重な食品として、伝統的に代々受け継がれてきた食べ物でした。
現在ではロシアや東ヨーロッパの国々を中心に広まっており、スーパーマーケットや市場、商店で販売されており、また、家庭で手作りもされています。

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