ケフィアグレインと消費量

神様の贈り物「ケフィアグレイン」

ケフィアのもとになる「ケフィアグレイン」は、通常、乳白色でカリフラワーのような形をしています。さわった感じはブニョブニョとしていて、ちょっと硬くなったマシュマロのような感触といえばわかりやすいと思います。

また、発酵する前の小さく乾燥した状態では、少し黄色味をおびていて、まるで黍(きび)のような形をしています。 マホメットがコーカサス地方で配っていたとされるケフィアグレインは、この乾燥した状態のケフィアグレインだったのでしょう。そのため、イスラム教徒の間では、ケフィアグレインが「予言者の黍」、「賢者の黍」などと表現されるようになったと考えられます。

彼らの伝承によると、「一番最初のケフィアグレインはアラーの神がもたらしてくれた」とされています。 マホメットが悩める人にケフィアグレインを与える時に、「神様からの贈り物である霊品からケフィアを作って飲みなさい。そうすれば健康が得られるでしょう」と説いてまわったことが伝わり、それ以来、ケフィアグレインは「神様の贈り物」と信じられるようになったそうです。

実際に研究が進むと、ケフィアグレインは複数の乳酸菌と酵母が共生する固まりであることが分かってきました。 そして、さらに数々の研究結果からケフィアグレインに秘められた豊富な栄養成分やさまざまなパワーも明らかになりつつあります。 ケフィアグレインは、乳酸菌と酵母が奇跡的なバランスで自然共生して生まれた発酵乳です。その意味で「神様の贈り物」という称号は決して大げさな表現ではないといえるでしょう。

世界のケフィア消費量

ケフィアが全世界でどれだけ消費されているのか、その量を正確に知る方法はありません。しかし、各国のヨーグルトを除く発酵乳の消費量を調べれば、おおよその消費量はつかむことができます。発酵乳の中にはケフィアを始め、アシドフィルスミルク、ビリなども含まれています。

1989年の各国の発酵乳消費量を見ると、年間の総消費量が最も多かったのは、やはりコーカサス地方を含む旧ソ連。次いで、スウェーデン、ドイツ、デンマーク、ベルギーとなりました。

こうした国々において発酵乳の消費量が多い背景には、発酵乳の生産量そのものが多いだけでなく、古くから発酵乳が健康のために積極的に利用されていることも見逃せません。とくにケフィアの健康への有用性については、旧ソ連や東ヨーロッパ諸国で早い時期から注目されており、すでに数百年前から活用されていたそうです。

これらの国々に比べると日本は、まだまだ“ケフィア後進国”といえるでしょう。

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